戦略 Strategy [雑感]
2014年2月25日22時23分
国会でエネルギー計画案が了承されたことについての「報道ステーション」のニュース報道の女声ナレーション
「原発事故後、国民の声を広く集め、当時の民主党が決めた、2030年代に原発ゼロという国の戦略を、今回転換し、まさに原発事故以前の原発推進政策に戻したとも言える。」
なんねんまえだったかしら、大学の「戦略」をいう文書に反発して、仮にこういう語彙が他から与えられた用語だとしても、そしていまは日本国が「国家戦略」としてアレコレ平気で議論しているのだし、「経営戦略」なるコトバは経営方面では定着して久しいのかもしれないけれども、教学の場において「戦略」を考えるのは違和感を抱くし、少なくとも大学の構成員(学生も含めて)が共有・理解できる言葉遣いで語られるべきだと考える、・・・・・・みたいなことを書いた。
戦争(への連想)に敏感なのは、オッサンの特徴だったのかしら、とかえりみつつも、論理的に考えれば、やはり「戦略」は相手を想定している言葉であるのは確かであって、そのてん、たとえば「計画」というニュートラルな言葉とはぜんぜんちがいます。
・・・・・・あるいは、もしかすると、19世紀の自然主義とそれと重なるダーウィニズムの発展形としての「社会的ダーウィニズム Social Darwinism」の影響が、時代を経て「企業戦士」(死語かとも思うw)とか「一平卒」みたいなオッサン用語に反映された結果として、社会と戦争が奇妙な融和を示しているのかしら。思えば「平和」状態にあっては、自由がないとは言えずとも、進化・進歩がなかなかもたらされないと言えるのかも知れず。
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