パッティとダッディ Patty and Daddy-Long-Legs [思いつき whimsical fancy]
「遠藤寿子と『蚊とんぼスミス』――東健而の『あしながおじさん』 (5) Azuma Kenji's Translation of Daddy-Long-Legs」を書くときに、あらためて遠藤寿子の文章を読み直したのですけれど、彼女は『あしながおじさん』の原題を「ダッディ・ロング・レッグズ」とカタカナ表記しています。――
『あしながおじさん』はアメリカの女流作家アリス・ジーン・ウェブスター (Alice Jean Webster) の作で、原題は「ダッディ・ロング・レッグズ」 ("Daddy-Long-Legs") といいます。 (「訳者あとがき」、岩波少年少女文学全集12『あしながおじさん 続あしながおじさん』 (1961) p. 393)
「あしながおじさん」の原題は「ダッディ・ロング・レッグズ」 (Daddy-Long-Legs) で、アメリカの作家ウェブスター女史の作品中、もっともすぐれた作品です。 (「訳者あとがき」、岩波少年文庫 3026『あしながおじさん』 (1950; 改版1969) p. 337)
「あしながおじさん」は、アメリカの女流作家アリス・ジーン・ウェブスター (Alice Jean Webster) の作で、原題は「ダッディ・ロング・レッグズ」 ("Daddy-Long-Legs") といいます。 (「あとがき」、岩波文庫赤314-1『あしながおじさん』 (1933; 第32刷改版1971) p. 283)
なるほど。
Patty をパッティとするのと同じなのですね。
だとすれば、いまふうにはやっぱりパティーということになるのではないでしょうか。だっでぃ、いや、だって、Daddy をいまどきダッディと書く人はおらんのではないでしょうか。ダディはあるかもしれませんが。
ところで、最近日本語の読み方でちょっとショックだったのは「八ッ場」と書いて「ヤンバ」と読むダムでした。「ッ」が「ン」になるとしたらパッティはどうなるんか、と。
「八ッ場ダムは疑問だらけ」 (中山敏則)
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