過去の関係性 Past Relationship [雑感]
2012年6月5日夜。テレビ朝日のニュースを見ていたら、間寛平が「過去の関係性」を脅されて云々と、もとプロレス実況者がしゃべっていた。
B団のおっさんが何歳か知らんが、「過去の関係性(をばらすで~)」などというコトバを使うとは考えられず、このフレーズはテレビ局か報道かのこしらえた日本語なのでしょう。そして、その不自然さに無頓着なことは、つづく原発関係のニュースで、某議員が「新たな危険性を指摘した」と言い、キャプションにも「・・・・・・新たな危険性指摘」と出ることであらわになったのですけれど、無頓着というより意識的に、「ナンタラ性」という、「なんたら感」とか「なんたら的」と同じように、ぼかした、曖昧な、誤魔化した、ことばづかいを好んで選ぶ、愚かさが感じられ、腹立たしく思われたことでした。
個人的な感じでは、「男女の関係」を、「男女の関係性」と呼ぶような不自然さをもっているのだけれど、そのうちに「男性女性の関係性」、さらに、「男性性女性性の関係性」というようなコトバも使われるようになるかもしれず。そして、4者の意味は違うのだから、とリクツをこねる馬鹿が出てくるかもしれないのだけれど、だったら曖昧さを回避し、明快なことばを使えよ、ということなのだけれど。
image via テレ朝news <http://news.tv-asahi.co.jp/ann/geinou/geinou_news/contents/hot_20120605_110.html>
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