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『アメリカのソネット』(ウィリアム・シャープ編, 1889) _American Sonnets_ (1889), ed. William Sharp [歌・詩 ]

去年の春、「ウィリアム・シャープとフィオナ・マクラウドの書誌 Partial Bibliography of William Sharp and Fiona Macleod」という記事を書いて、随時リンクを張ると書いたのに、そのままになっていました。それで、ぼんやりと眺めかけて、すぐにInternet Archive で検索したらヒットしたので、リンクを張るとともに別記事として書きつけておきます。

William Sharp, ed.  American Sonnets.  [Canterbury Poets Series.]  London: Walter Scott, 1899.  lx+293pp.

E-text @ Internet Archive <http://www.archive.org/stream/americansonnets00shar#page/n0/mode/2up>

  "The Canterbury Poets" というのはウィリアム・シャープが総編集をしたシリーズのようで、5、6冊自身が編注者となっているみたい。

  250ページまでがソネット(14行詩)で、そのあと4行詩と8行詩が少しおさめられ、最後に書誌的なNotes が付いています。ソネットで最も多く採られている詩人はヘンリー・ウォズワース・ロングフェロー (pp. 134-145) で12篇、ついでEdgar Fawcett の10篇 (45-54)。詩人のアルファベット順に並んでいます。ただ目次と本文の数字がずれている。ポーは3篇。1ページに1篇という読みやすい体裁です。

Sharp,AmericanSonnets.JPG

  右下の587 というのは印刷上の符号なのかしら。

Sharp,AmericanSonnets,notes290-1.JPG

  たまたまポーが載っている注のページ(とその次のページ)には同時代のAmélie Rives (1863-1945) や Edgar Saltus (1855-1921) について、長めの説明が書かれています。あー、ウィリアム・シャープってほんとに読書家だったんだなあ、って思います。

William_Sharp_(writer)_-_Project_Gutenberg_eText_19028.jpg
William Sharp (1855-1905)

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