新規蒔き直し New Deal [φ(..)メモメモ]
帰宅してQさまを見ていたら、「正しい言い回しを選べ」で
新規 XXXX を図る
のXXXXに入るのが、
巻き返し
か、
蒔き直し
か、
という問題があり。
誰も回答する前に止まってしまったのだけれど、ちなみに、という解説では、
新規蒔き直し
(もう一度新しくやり直すこと)
「新たに種を蒔くことからできたことばなんです」というのが天の女神さま(だかなんだか知らんが)の声でした。
え゛~~っ!!
新規まき直しって、セオドアじゃなくてフランクリン・ローズヴェルトの New Deal の訳語で、トランプのカード配りから来てるんじゃなかったの~。
と、広辞苑で「まきなおし」を見たら、「蒔直し」で、つぎのように書かれておった。
①改めて種子をまくこと。
②改めて始めからやり直すこと。傾城買二筋道「これは―と見へたり」。「新規―」
用例の『ケイセイカヒフタスヂミチ』というのは江戸時代の洒落本で、寛政10年(1798年)の完成だそうです。
ふーん。まー、なんでトランプの札配りを「まく」というかは、考えてみればヘンだし、ヘンだと思ったこともあったような気もするのだけれど(でも「撒く」という感じ=漢字仮名かなーと思ったときもあった)、そうなると、「新規」という形容辞が付く表現はともあれ、「まき直し」自体は「蒔き直し」という日本語として遅くとも江戸期からあって、それがニューディール政策の訳語に応用されたのです(か)ね。