卒業生におくったことば [雑感]
(注:昨日は卒業式でした。)
卒業おめでとうございます。morichan の父です。
歌でも歌ってすまそうかとも思ったのですが、原稿書いてきました。――
教えることは教わることである、というのは
学生楽ありゃ苦もあるさ、と並ぶわたしの座右の銘なのですが、1昨年諸君が23年生だったころにアメリカに逃亡しておったせいかわかりませんが、あんまり教えることがなかったような気もしなくもないです。それでも、2年生のときに演習に参加してくれたりした少数のかたがた、いろいろ教えてもらってありがとうございます。
一瞬(一寸)の光陰軽んずべからず、というのは、なかなか時間のなかに生きている身としては、反省的にしか思うことのできない格言で、よって誰もが真理と思いながらなかなか実践できません。しかし、三本の矢の教訓もあるように、ひととひとが協力することによって時間の壁をくずすこともできるかもしれない。友人関係を大切にしてください。
それから、若いころが花だと思いがちですが、人間のキャラクターというのは成長の遅い植物みたいなもので、種をはやいうちにまかねばなりません。まだ種をまくに遅いということはないです。
人はすぐ年をとります。あっというまです。じき30になり、40になり、そして50になります。(あ、これは引用です。小説からの・・・・・・。キャラクターというのは硬くいえば人格ですけど、やらかくいえば性格です)。
でも若さというのはやっぱり植物みたいなものですから、大事なのは種をまいたら水をあげることです。
お元気で。